元気なうちに次世代ために境界トラブル回避のために、境界確定を済ませておきましょう!
最近、日本の高齢に伴い、認知症に絡んだ境界トラブルが増えているようです。以前にお隣さんと境界をはっきり決められていても、しっかり境界標が設置されていないとそれが口約束程度のものであった場合、当事者が亡くなられて世代が代わったり、当事者が認知症になってしまいトラブルが発生するケースが増えているようです。認知症になってしまうと、成年後見などの申し立てをする必要が出てきます。成年後見人はその親族や法律家が就任することになりますが、多くのケースでは親族の方が就任します。結局は、親族であるお子さんにその問題が引き継がれ、また境界の認識がお隣さんと違う場合にトラブルになるケースが多いようです。
親の当人同士は仲がよくても、そのお子さんとお隣さんがうまくお話をまとめられるかはわかりません。お隣さんとの境界をめぐってご近所トラブルなんてことにならないためにも、元気なうちに土地の境界をはっきりするため境界確定をされておくことをおススメいたします。また相続される際も境界を確定することより相続対策になる場合があります。相続対策にその効果を発揮するのは、遺産相続時にその土地を相続税の物納用として使う場合や、遺産相続後に、すぐに売却を考えている場合などです。
次のような場合は境界確定をしておくことをおススメしています!
境界線は家族全員が知っていますか、もしあなたが亡くなったら相続人である子供さんはご存知でしょうか。境界線が不明な為に相続した土地が境界線トラブルに巻き込まれてしまう恐れや境界線が明確でない為に建築工事を行う際にも影響が出る事も考えられます。大切な財産を安心して相続してもらうために、境界確定を行いませんか。
- 境界標が抜けている、また位置がおかしい
- 境界標はあるが、塀などが越境している
- 相続する人とお隣さんの面識があまりない